かわいい子には団体旅行をさせよ

夜9時から家でもスマホ禁止に 愛知・刈谷の全小中学校
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140317/edc14031715450001-n1.htm

愛知県刈谷市にある全21校の小中学校が保護者と連携し、児童生徒に午後9時以降、スマートフォンや携帯電話を使わせない試みを4月から始める。無料通信アプリLINE(ライン)などを使ったトラブルやいじめ、生活習慣の乱れを回避するための措置という。

 文部科学省は小中学校への持ち込みを原則禁止するよう各都道府県教育委員会に通知。各家庭で事情に応じたルールを決めるよう内閣府などと冊子で呼びかけているが、文科省の担当者は「地域で一律に使用時間の制限まで設ける試みは珍しい」としている。

 

割と親睦を深めるのに必要なコトを、学校が保護者と一緒になって管理する。

学校のスマホ規制には賛成する。

刈谷市のように使用ルールを守らせるのは賛成だ。家庭ごとの方針や、親の仕事が遅いこともあるだろうから、9時以降も使わせる家庭があってもいい。
家庭ごとのルール運用で親がケータイを取り上げてしまうと、使える子がたくさんいると欠席裁判が起こったり、夜使えないことで孤立する子もでてきてしまう可能性がある。

ただし、全部厳格に禁止すれば、大きくなってから苦労する可能性もある。
私の中学校・高校は、風紀が乱れるためカラオケが禁止という校則があった。
保護者どころか卒業生の親までが制服でカラオケに出入りする姿を発見すると学校に通報する、とってもアットホームな学校だった。こっそりカラオケに行くと卒業生の子供が半数で、誰かのお母さん経由バレてで叱られる。

私の父は大のカラオケ好きだったらしいがカラオケの話題を一度も出したことがなかった。
たまたま父が転職した時の寄せ書きを盗み見したら「田村さんの○○の美声聞けないのは残念です、新しい会社でも頑張ってください」と、薄い関係だったであろう若者からコメントをもらう程マイクを離さない人種だったことを知って仰天した。

徹底して保護者もカラオケに行かせないようにしていたのだ。

ほかの中学生がカラオケでSPEED・モー娘を振り付きでカワイく歌う訓練をし、風紀も乱れず成長していっているのに、わたしたちはカラオケでの経験ほぼゼロ。
会社員になったら、飲み会の2次会でカラオケ歌え!出張先の秋田で「大阪で生まれた女」を歌え!と強要されるなんて誰も教えてくれなかった。

今でもカラオケは歌うのが苦手で、音痴だといって逃げ続けている。物覚えが良い学生時代に練習していればなあとたまに思う。

コミュニケーションに関するツールや、割と親睦を深めるのに必要なコトは同年代と同じように経験、させたほうがいい。後で子供が苦労する。
かわいい子には旅もさせたほうがいい、団体旅行ならばちょっとは安心じゃないだろうか。


刈谷市の学校に通う子供たちは夜9時以降、ケータイだけじゃない生活を取り戻し、それぞれ勉強したり、好きなことに時間を使うことができるようになるだろう。
親と毎日ケータイの受け渡しが当たり前になれば、新しいコミュニケーションが生まれ、ケータイの問題も発見しやすくなるのではないだろうか。